病院の複雑なシステムを管理。システム担当・電算係とは

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病院には複雑なシステム・ネットワークがあります。

医療従事者のサイト管理人です。皆さんは病院のシステムをご存知ですか。一番有名なのは電子カルテですね。患者さんの情報について、外来がメインのクリニックでは今だ紙カルテが多いですが、入院の機能を持つ病院ではほとんどが電子カルテというシステムを利用しています。

また、大きな装置であるMRIやCTなどの検査結果や画像も電子カルテを用いて閲覧できるようになっています。こういう治療や検査に使用した検査結果や画像を変換して電子カルテに閲覧できるようにしているのです。この仕組みを大ざっぱに言うと部門システムといいます

システム担当や電算係はその電子カルテシステムや、部門システムの管理を行っています。

電子カルテも機械です。メンテンナンスが必要です。

入院の機能を持つ病院では、救急患者の受け入れを行いますので、もちろん電子カルテや周辺の検査機器も24時間稼働しています。

みなさんも想像してみてください。自分の家のパソコンを24時間稼働させていたら、フリーズしたりしますよね。新しいOSのアップデートなどを使用するときには再起動とかインストールが必要ですね。

また、電子カルテもパソコンですから、バージョンアップが必要になります。普通の家では一家に1台、多くて2台くらいですが、病院は何百台、千台必要な病院もある訳です。

その費用、億超えます。

更新時には、機種の選定や部門システムとの連携費用など様々な機器のメーカーと電子カルテに連携させる作業が必要ですので、本当に大変です。

病院事務のシステム・電算係の業務

普段は電子カルテに関する使用説明や、トラブルシューティングを行います。また、プリンターや印刷機などのトナー対応から、システムの更新対応。ネットワークの対応などです。

年に何回かは夜間にシステム更新作業を行いますので、深夜に作業して朝帰宅するなどの対応もあります。

いかがでしたか?病院事務といえども、システム担当は専門的な業務を行うことが多い部署になります。ただ、電子カルテも複雑なシステムですので、各メーカーのシステム保守担当者と綿密にやりとりを行ったり、システム保守担当者を常駐している病院も多くあります。

普段は何もなければあまり煩雑な仕事は少ないですので、定時に帰宅しやすいのも特徴です。

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