dマットの医療って何?どうやったらDMATになれるのか
DMATってかっこいい。どうやったらなれるのですか?
医療従事者のサイト管理人で現役のDMAT隊員です。皆さんはDMATについて知っていますか。
DMATの公式HPでは
「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義されており※、
災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略して「DMAT(ディーマット)」と呼ばれています。
※平成13年度厚生科学特別研究「日本における災害時派遣医療チーム(DMAT)の標準化に関する研究」報告書より
分かりやすく言うと、災害時に速やかに現地に向かい、現地の医療ニーズを把握し応援および治療を行うことです。
阪神淡路大震災や、東日本大震災でも活躍し、活動する姿に感動を得た人もいるのではないでしょうか。自分もなりたいという人も少なからずいると思います。
早速結論から言います。
各県の災害拠点病院になっている病院に就職・転職し、DMATの養成研修に応募することです。
どうして災害拠点病院なのか
ずばり言うと、災害拠点病院の養成研修だけで人員が足りているからです。災害拠点病院以外の病院には、要請依頼が来ません。だだし、限られた地域によってはあるかもしれませんが少ないです。
理由は、災害拠点病院が各県の災害時の中心的役割を担うことを目的としており、その役割の中に、 DMAT隊員の配置が要件とされているからです。
対象の職種はあるのか
DMATはチームを組んで災害の現地に向かいます
- 医師
- 看護師2名
- 業務調整員2名(事務職、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、臨床工学技士などの医療従事者)
上記の計5名で編成されることが一般的です。
それぞれの役割について
医師、看護師は、医療に関することがメインだと思ってください。いかに限られた医療資源で処置を行うかなど、さまざまな環境によって考えることが必要です。
業務調整員は、主にロジスティックスを担います。
- 現地までの行き方
- 遮断されている道はないか
- 衛星電話などの使用
- 通信機器の確立
- チームの食事管理や休息管理
- EMIS入力(災害時ネットワーク情報共有手段)
みなさん、この隊の中で一番重要なのは実は業務調整員です。以外と、現場に行くと医師・看護師よりも業務調整員の方が重宝される場合が多いです。業務調整員の能力によって、活動できる能力が決まるといえるでしょう。
研修期間について
約4日間のチーム集合研修を受講します。その間にみっちりと訓練を行います。
いかに考え、行動するかを4日間考えるわけです。コロナでなければ、研修が終わったあと、チーム同士で飲みに行って、あの時はどうだとか反省会を行うチームが多いです。
最後に
いかがでしたでしょうか。実体験を記載しましたが、ぜひ、皆さんがDMAT隊員になれるといいですね。いつか同じ隊員として、どこかで会えればうれしいです。
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